スーツケースが派手だと狙われる?色の防犯性と選び方

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自宅で旅行雑誌を見ながら、黒、赤、白のスーツケースを前にどの色にするか悩む日本人女性。

「今度の旅行で使うスーツケース、どんな色にしようかな?」

新しいスーツケースを選ぶ時間は楽しいものですが、その一方で「スーツケースが派手だと狙われる」という話を聞いて不安に感じていませんか。

盗難に狙われやすい色は何色ですか?という疑問や、防犯に良い色はどれか、という点は多くの人が気になるところです。

また、人気色ランキングを見ると赤のような目立つ色や派手な色も多いですが、本当に安全なのか心配になりますよね。

特に人気色で女性に支持される白いキャリーケースはやめたほうがいいですか?といった具体的な悩みを持つ方もいるでしょう。

デザインを重視して他の人と被らない色を選びたいけれど、ダサい色だと思われたくない、色選びで後悔したくない、という気持ちもよく分かります。

さらに、色風水の観点や、そもそもスーツケースは何年で変えるべきか、といったことまで考え始めると、なかなか決断できないかもしれません。この記事では、そんなスーツケースの色に関するあらゆる疑問や不安を解消します。

この記事でわかること
  • スーツケースで盗難に狙われやすい色と安全な色の特徴
  • 空港での取り違えを防ぎ、防犯効果を高める色の選び方
  • 汚れや傷で後悔しないための実用的なカラー選択のコツ
  • 男女別の人気色やトレンドを踏まえた最適なスーツケース選び
目次

スーツケースが派手だと狙われる?色の事実と誤解

  • 盗難に狙われやすい色は何色ですか?
  • 派手な色は本当に危険なのか
  • 目立つ色は取り違え防止に有効
  • 赤いスーツケースの防犯上のメリット
  • 白いキャリーケースはやめたほうがいいですか?

盗難に狙われやすい色は何色ですか?

空港の荷物ターンテーブルで、多くの黒いスーツケースの中から自分のものを見つける日本人男性。

結論から言うと、スーツケースで盗難に狙われやすい色は、意外にも黒・ネイビー・グレーといった地味な色です。多くの方が「目立たない方が安全」と考えがちですが、泥棒の視点では全く逆のことが言えます。

その理由は主に2つあります。1つ目は、「圧倒的な所持者数の多さ」です。空港のターンテーブルや荷物預かり所では、これらの色のスーツケースが溢れています。

このため、泥棒が一つを手に取って持ち去っても周囲に溶け込みやすく、怪しまれにくいのです。「間違えて持って行ってしまった」という言い訳も通用しやすくなります。

2つ目の理由は、「高価な中身を連想させやすい」という点です。黒やネイビーなどの落ち着いた色は、ビジネスマンや富裕層が好んで使用する傾向があります。

このため、「パソコンやブランド品など、価値のあるものが入っていそう」と判断され、ターゲットになる可能性が高まるのです。特に、高級感のあるブランドのダークカラーのスーツケースは注意が必要でしょう。

注意:高級感のある色もターゲットに

地味な色だけでなく、シルバーやシャンパンゴールドのような高級感を演出する色も「高価なものが入っている」と見なされ、置き引きやケースごとの盗難ターゲットになりやすいため、管理には十分な注意が求められます。

派手な色は本当に危険なのか

「派手な色のスーツケースは目立つから危険」という考えは、半分正しく、半分は誤解です。確かに、あまりにも悪目立ちすると「何か特別なものが入っているのでは?」と興味を引く可能性はゼロではありません。

しかし、多くの窃盗犯の心理からすると、派手な色は「リスクが高い」と判断される傾向にあります。なぜなら、派手なスーツケースは遠くからでも非常に目立ち、持ち主や周囲の人の記憶に残りやすいからです。

もし盗んだとしても、すぐに「あの赤いスーツケースを持った人が犯人だ」と特定されやすくなるため、泥棒はわざわざリスクの高い派手なスーツケースを避けることが多いのです。

むしろ、派手な色のスーツケースは「若者の旅行用」「中身は衣類くらいだろう」と判断され、高価なものが入っているイメージから外れることもあります。

このように考えると、派手な色が必ずしも危険とは言い切れず、むしろ防犯効果を持つ側面もあると言えるでしょう。

目立つ色は取り違え防止に有効

空港の荷物受取所で、赤く目立つスーツケースを笑顔で見つける日本人女性。周りには様々な色のスーツケースが流れている。

盗難リスクと同じくらい、あるいはそれ以上に海外旅行で頻発するのが「スーツケースの取り違え(ロストバゲージ)」です。空港のターンテーブルには、驚くほど似たようなデザインや色のスーツケースが流れてきます。

特に、急いでいる時や疲れている時には、うっかり他人のスーツケースを持って行ってしまったり、自分のものが他の人に間違えて持っていかれたりするトラブルが後を絶ちません。

このような事態を防ぐ上で、目立つ色は非常に有効な対策となります。

視認性の高さが最大の武器

赤、黄色、オレンジ、ミントグリーンといった視認性の高い色は、たくさんの荷物の中でも自分のスーツケースを即座に識別させてくれます。

これにより、取り違えのリスクを劇的に減らすことが可能です。これは、自分自身が間違えないためだけでなく、他人に間違えられないためにも極めて重要なポイントです。

もし黒やネイビーなどの定番色を選ぶ場合は、カラフルなスーツケースベルトを巻いたり、大きなネームタグや個性的なステッカーを貼ったりして、意図的に「目印」を作ることを強くおすすめします。

赤いスーツケースの防犯上のメリット

空港の出発ロビーで、赤色のスーツケースが盗まれそうになった瞬間、持ち主が気づいて阻止している様子。

数ある目立つ色の中でも、特に「赤」は多くのメリットを持っています。赤いスーツケースは、単に目立つだけでなく、その色が持つ心理的な効果も防犯に役立つことがあります。

第一に、前述の通り圧倒的な視認性の高さが挙げられます。ターンテーブルでの発見しやすさはもちろん、万が一置き引きにあいそうになった場合でも、視界の端で自分のスーツケースが動かされるのに気づきやすいでしょう。

第二に、赤は「警告色」として認識されやすい色です。信号や標識にも使われるように、人の注意を引き、危険を知らせる効果があります。このため、泥棒に対して無意識のうちに「手を出すな」というメッセージを発し、犯行を躊躇させる心理的な効果が期待できるという側面もあります。

もちろん、これは絶対的なものではありませんが、他の色にはない赤ならではの特性と言えます。旅の気分を盛り上げてくれる効果もあり、特にプライベートな旅行では非常に魅力的な選択肢の一つです。

白いキャリーケースはやめたほうがいいですか?

空港の到着ロビーで、白いスーツケースに泥汚れと傷がたくさんついているのを見て困惑する日本人女性。手にはクリーナーを持っている。

デザイン性が高く、清潔感があることから女性を中心に人気の白いキャリーケースですが、実用面を考えると「手入れの手間を覚悟できるか」が大きな判断基準になります。

結論として、綺麗好きな方やこまめな手入れが苦にならない方でなければ、避けた方が後悔は少ないかもしれません。

最大のデメリットは圧倒的に汚れや傷が目立ちやすいことです。空港のベルトコンベアや貨物室では、スーツケースは決して丁寧に扱われるわけではありません。

一度のフライトで、他の荷物と擦れてできた黒い線状の汚れや、地面に置いた際の泥汚れが付着してしまうことは日常茶飯事です。

白いボディでは、これらの汚れが非常に目立ち、せっかくのデザインが台無しになってしまう可能性があります。特に鏡面仕上げのタイプは、擦り傷も光に反射して目立ちやすい傾向があります。

もし白を選ぶなら対策は必須

それでも白いスーツケースを使いたい場合は、購入と同時に透明なスーツケースカバーを用意することをおすすめします。カバーをかけることで、本体を汚れや傷から効果的に守ることができます。

また、旅行後にはメラミンスポンジや中性洗剤を使って、付着した汚れをすぐに拭き取る習慣をつけることも大切です。

「スーツケース 派手 狙われる」以外の色選びの視点

  • スーツケースの色選びで後悔しないコツ
  • 最新の人気色ランキングを紹介
  • 女性に人気の色とその理由
  • 他の人と被らない色の選び方
  • 結局、防犯に良い色はどれ?

スーツケースの色選びで後悔しないコツ

スーツケースの色選びで後悔しないためには、防犯面だけでなく、「利用シーン」「メンテナンス性」「デザインの持続性」という3つの軸で総合的に判断することが重要です。

デザインの好みだけで選んでしまうと、後々使いづらさを感じてしまうことがあります。

以下の表を参考に、ご自身の旅行スタイルに合った色を見つけてみてください。

利用シーンおすすめの色理由とポイント
ビジネス出張ネイビー、ダークグレー、カーキ黒よりも少し個性を出せ、フォーマルな印象を保てる。汚れも目立ちにくい。
長期の海外旅行シルバー、ガンメタリック、アースカラー傷や汚れが比較的目立ちにくく、飽きがこない。様々な国や風景に馴染みやすい。
短期の国内・観光旅行パステルカラー、オレンジ、イエロー旅の気分を盛り上げ、写真映えも良い。空港での視認性も高く、取り違えを防げる。
家族旅行赤、青、緑など原色系子供でも自分の荷物を見つけやすい。遠くからでも目立つため、迷子防止にも繋がる。

このように、誰と、どこへ、どのような目的で行くのかを具体的にイメージすることで、最適な色の選択肢が見えてきます。一つのスーツケースを様々なシーンで使いまわしたい場合は、シルバーやダークグレーなどの万能色を選ぶと失敗が少ないでしょう。

最新の人気色ランキングを紹介

スーツケースの色選びにおいて、現在のトレンドを知っておくことも参考になります。定番色が根強い人気を誇る一方で、時代を反映した新しいカラーも登場しています。

ここでは、男女別の最新人気色ランキングを紹介します。

男性に人気のカラー

  1. ブラック:やはり定番。ビジネスにも使える汎用性と汚れの目立たなさが理由。
  2. シルバー:スタイリッシュで高級感がある。特にアルミ素材のものは根強い人気。
  3. ネイビー:黒ほど重くなく、上品な印象を与える。

女性に人気のカラー

  1. アイボリー・ベージュ系:上品でファッションに合わせやすい。汚れ対策は必須。
  2. パステルカラー(ミント、ラベンダー):可愛らしさと個性を両立。写真映えが良い。
  3. シャンパンゴールド・ローズゴールド:高級感と女性らしさを兼ね備え、大人な印象。

トレンドは「アースカラー」と「くすみカラー」

近年、男女問わず人気が高まっているのが、カーキやオリーブグリーン、グレージュといったアースカラーです。自然に馴染む落ち着いた色合いでありながら、定番の黒やネイビーとは一味違う個性を演出できます。

汚れが目立ちにくいという実用的なメリットも人気の理由です。

女性に人気の色とその理由

ギリシャの白い街並みを背景に、ミントグリーンのスーツケースとともに自撮りを楽しむ日本人女性旅行者。

女性がスーツケースを選ぶ際、その基準は単なる「荷物を運ぶ箱」にとどまりません。旅の体験を彩るファッションアイテムの一つとして、デザイン性や色合いが非常に重視される傾向にあります。

女性に人気の色には、主に以下のような理由が挙げられます。

  • ファッションとの親和性
    アイボリーやベージュ、グレージュといった色は、どんな服装にも合わせやすく、コーディネート全体を上品に見せてくれます。旅行中の服装もおしゃれに楽しみたい女性にとって、重要なポイントです。
  • SNS映え(写真映え)
    旅行先でスーツケースと共に写真を撮ることは今や当たり前です。パステルカラーや明るい色は、風景の中で美しく映え、旅の思い出をより華やかに演出してくれます。
  • 気分の高揚
    お気に入りの色のスーツケースを持つことで、旅行へのワクワク感が高まります。特にピンクやミントグリーンなどは、持っているだけで気分を上げてくれる効果があります。

ただし、これらの色は汚れやすいというデメリットも共通しています。そのため、デザイン性を重視する女性の間では、お洒落なデザインのスーツケースカバーを併用するのが新たなトレンドにもなっています。

カバーを変えることで、気分や旅行先に合わせてスーツケースの雰囲気を変えられるのも魅力です。

他の人と被らない色の選び方

「空港で同じスーツケースばかり…」「もっと自分らしい色を選びたい」と感じる方には、定番色を少し外した選択がおすすめです。

他の人と被らない色を選ぶことは、個性を表現できるだけでなく、空港での取り違え防止にも直結するという実用的なメリットがあります。

個性を出しつつも悪目立ちしない、おすすめのカラーは以下の通りです。

  • カーキ・オリーブグリーン
    ミリタリーテイストで男女問わず使えるお洒落な色。汚れにも強く、アウトドアな旅行にもマッチします。
  • ワインレッド・ボルドー
    深みのある赤系は、上品で大人な雰囲気を演出します。派手すぎず、それでいてしっかりと存在感があります。
  • マスタード・テラコッタ
    暖色系の中でも落ち着きがあり、レトロな雰囲気が魅力です。旅慣れた印象を与えてくれます。
  • ツートンカラー・柄物
    単色にこだわらず、2色使いのデザインや、マーブル柄、ストライプ柄などを選ぶのも一つの手です。遠くからでも一目で自分のものだと分かります。

もし本体の色で冒険するのが不安な場合は、黒やネイビーのシンプルなスーツケースを購入し、個性的なステッカーで自分流にカスタマイズするのも楽しい方法ですよ。世界に一つだけのスーツケースになります。

結局、防犯に良い色はどれ?

空港の出発ロビーで、カーキ色のスーツケースを引いて立つ日本人女性。自信に満ちた表情でカメラを見ている。

ここまで様々な角度からスーツケースの色について解説してきましたが、最終的に「防犯に最も良い色はこれだ」と一つに断定することは困難です。

なぜなら、泥棒のタイプや国・地域の治安状況によって、狙われやすい対象は変化するからです。

しかし、これまでの情報を総合すると、防犯において最もバランスの取れた選択は「適度に目立ち、かつ高級感を過度に主張しない色」と言えるでしょう。

防犯を意識した色選びの結論

  • 避けるべき傾向
    紛れやすい地味な色(黒、ネイビーなど)
    高価な中身を連想させる高級感の強い色(光沢の強いシルバー、ブランドロゴが目立つもの)
  • 推奨される傾向
    視認性が高いが派手すぎない色(赤、オレンジ、グリーン、ブルーなど)
    個性的で記憶に残りやすい色(カーキ、ワインレッド、マスタードなど)

重要なのは、色だけに頼るのではなく、基本的な防犯対策を徹底することです。TSAロックを必ずかける、荷物から目を離さない、貴重品はスーツケースに入れないといった基本的な行動が、何色のスーツケースを使うかということ以上に、あなたの荷物を守ることに繋がります。

スーツケースが派手で狙われるかより防犯意識が重要

  • スーツケースで狙われやすいのは意外にも黒やネイビーなどの地味な色
  • 地味な色は所持者が多く空港で紛れやすいため泥棒に好まれる
  • ビジネス利用のイメージから高価な中身を連想させやすい
  • 派手な色は目立つため泥棒から敬遠される傾向があり防犯効果が期待できる
  • 目立つ色は空港のターンテーブルで自分の荷物をすぐに見つけられる
  • 荷物の取り違えリスクを大幅に減らすことができるのが最大のメリット
  • 赤いスーツケースは視認性が高く警告色の効果も期待できる
  • 白いスーツケースは汚れや傷が非常に目立ちやすく手入れが大変
  • 白を選ぶならスーツケースカバーの利用など対策が必須
  • 後悔しない色選びは利用シーンやメンテナンス性を考慮することが重要
  • ビジネスならダークグレー、旅行ならパステルカラーなど目的別に選ぶのがコツ
  • 女性はファッション性や写真映えを重視する傾向が強い
  • カーキやワインレッドなど定番を外した色は他人と被らず個性を出せる
  • 防犯に最適なのは適度に目立ち高級すぎない色
  • 色選び以上にTSAロックや荷物管理といった基本的な防犯対策が最も重要
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この記事を書いた人

はじめまして、あつしです。「なんとなくで選んで後悔してほしくない!」という想いで、元販売員の知識と経験をこのブログに詰め込みました。

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